ゲコノミクス巨大市場を開拓せよ!(読書51)

藤野 英人

日経BP

ここ1年ぐらい禁酒していることから、興味を持ったので、読みました。

本の内容で、一番気になった箇所は、

「酔い」というものは昔は権力者に配ってもらうものだったんじゃないですかね。だから、「ご苦労さん、働いてくれてありがとう」と登場するお酒と同じように、農作業であれ何であれ、みんなでこの日ばかりは酒が飲めるというのは、酔いがプレゼントされるという形だった。酔いのプレゼント・贈与が、権力の構造の中に仕組まれていたんだと思うんです。会社というのは、食い扶持を配る場所であり、酔いを管理してコントロールして贈与するというところだった。なので、子分になれば、そこの場所で酔いがいただけるというので、忘年会とか飲む機会があったと思うんです。だけど今は、酔いはプレゼントされえるものじゃなくて、自分であがなうものになった。 

です。

毎日一生懸命働いていたら、酔いを味わいたくなるのもとても分かります。自分の両親も一生懸命働いて、1年365日、毎日飲んでました。でもその酔っぱらいながらテレビを見ている時間とトレードオフで何かをする時間がなくなっていました。子供と話す時間、読書の時間、そして睡眠時間。

私も沢山は飲めない体質ですが、以前は悪しき習慣で毎日少し飲んでました。ほろ酔いが良かったのだと思いますが、少しでも飲んでしまうと夕食の片づけ等が確実に遅くなり、入浴時間、就寝時間が確実に遅くなっていました。しかし今は夕食後の家事を早くに終了することが出来て、確実に就寝時間が早くなりました。そして、早朝のランニングもすることが可能になり、以前より時間を効率的に使えるようになりました。このまま続けて行こうと思います。