政治家の覚悟(読書50)

菅 義偉

文藝春秋

今の首相、菅総理の自叙伝。

ふるさと納税」という、税金の無駄遣い政策を考えたのもこの方だったんですね。

昔は地方で公共事業でやることによって、国に集まった税金を地方に配っていたのに、そういうお金の回し方が出来なくなっていたから、こういう事を思いついたのかしら?(過疎化地域で公共コンクリート建造物を作る事への批判からか?)

過疎地域でも生きている人がいる限りは最低限のインフラが必要だけどそのインフラを維持するのにもお金が必要です。都会に比べて人口が少なすぎて、とても非効率ですよね。学校でも、病院でも、道路でも、役所でも、図書館でも。

自分は地方で育ってきて、大都会東京で住んで、子育てをしてきて思う事は、都会で子育てはとても大変だったという事です。駐車場がバカ高いので車を手放したし、どこ行っても人は多いけど狭いし、人が多いから変質者も多いし、身と心をすり減らしながら子育てしてました。地方の方が断然住みやすかったです。

それも踏まえて思う事は、田舎の人は、都会の人がずるいみたいな感じで思っているけど、都会で暮らす理由は、そこに仕事・会社があるからである。狭くて、混雑して、そして土地代が高いけど、我慢して暮らしています。しかし一方インフラを整備、維持するには、沢山の人をカバーできるので、同じ税金でも有効に利用できます。

人口減から税収が少なる事が予想されており、自然災害も頻発しています。限られた税金を効率的に使う。つまり出来るだけ多くの日本人(特にこれから日本を支える若い人)を助けるにはどうしたらいいのかを国会議員の方たちに真剣に考えて欲しい、と思いました。

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