海賊王と呼ばれた男 上・下(読書3・4)

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百田尚樹

講談社

石油販売会社の出光興産の創業者をモデルにした歴史小説です。

明治18年から昭和54年まで、95年間の日本の激動の時代を描いています。

石油というのは、採掘して取り出しているからいつかは無くなるだろうと言われています。温泉も取りすぎると無くなるのだから、石油も取りすぎると無くなるでしょう。しかしそれがいつなのかは、誰も分からないです。

日本はエネルギーの殆どを輸入に頼っています。だから自国で作る安定したエネルギーして原子力エネルギーを推進していったんだと思います。しかし、東日本大震災による福島原発の爆発で、原子力エネルギーの怖さを体感し、原子力エネルギー政策が上手くいかなくなりました。(現在その分は天然ガスでカバーしているようです。)

日本はこれから、世界に何を売って世界からエネルギーを購入していくのでしょうか。今までは電化製品、自動車といった工業製品でしたが、そのビジネスモデルが崩壊しています。

「寒い外から帰ってきて、スイッチ一つで暖かいお風呂に入れる。」「熱帯夜にエアコンで快適に寝れる」といった今までできた事が出来なくなるかもしれません。

 

【エネルギー】日本の発電力の供給量割合[2019年版](火力・水力・原子力・風力・地熱・太陽光等) | Sustainable Japan