知らないと恥をかく世界の大問題11(47)
池上 彰
角川新書
主に、アメリカ、中国、イギリス、中東、そして日本でおこっている問題について書かれている本です。書き口は優しく、読み易いですが、いろいろな国について勉強になりました。
中東問題が詳しく書かれていたので、中東問題を理解するのにとても助かりました。常識なのかもしませんが、エルサレムが何故ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教の聖地なのか、理由が理解できました。池上さんは中東問題が得意なのかもしれません。
国と国とのいざこざは、概ね領土問題のような感じがします。国が奪われて自国の土地がない民族の悲惨さは、歴史を見れば明らかであり、日本も気を付けないといけません。国土の安全と安心は無料ではありません。
少子化で日本の元気ある若者の絶対数が減っているので、北はロシア、南は中国から、国土浸食の可能性があるように感じます。
軍事的とか明らかな威嚇をしつつ、水面下で目立たぬように経済的にやってくるでしょう。どうしよう・・・。